|古田法律事務所

事務所通信

「不当な別件捜査が行われるおそれ」を認めた準抗告認容決定

1週間ほど前に,正当にも「不当な別件捜査が行われるおそれ」を認めて,勾留決定を取り消す準抗告認容決定を得ました(名古屋地決令和3年(む)第108号)。 事案は,大麻取締法違反(単純所持)。 先行する大麻取締法違反(営利目・・・Learn More

事例報告:取調べへの弁護人立会国賠

2021年1月28日,2018年8月28日の事務所通信で紹介しました,弁護人が取調への立会を求めたところ依頼者が逮捕されてしまったことに関する国賠訴訟(名古屋地裁平成30年(ワ)第2753号事件ほか)について,判決の言い・・・Learn More

今日の準抗告担当部は?

「明日の準抗告担当部は?」とは,愛知県弁護士会刑事弁護委員会編『勾留準抗告に取り組む』現代人文社(2017年)で,私が執筆を担当したコラムのタイトルです。 同コラムでは,事案が同一でも裁判体によって判断が大きく異なるとい・・・Learn More

事例報告:外国人被疑者との接見用ノート国賠

先日予告をしました,名古屋地方裁判所令和元年(ワ)第5143号事件について2020年9月29日に言い渡された判決の内容を報告します(長文)。 <事案の概要> 本件判決は,私が弁護人であった刑事事件において,英国籍を有し,・・・Learn More

外国語を母国語とする被疑者の接見用ノートを確認・破棄したことに関する国賠事件

本日,昨年11月に担当した刑事事件の関係で私自身が原告となり本年2月に提訴した,愛知県警察の行為に関する国家賠償請求訴訟において,県警の行為の違法性を認めて,請求を一部認容(請求金額210万円,認容金額20万円)する判決・・・Learn More

「表現が適切でない点はある」が更正可能な決定?

6月13日記事の「更正」決定に対し,即時抗告を申し立て(5月27日申立て,6月12日補充),7月12日,棄却決定を受けた(東京地裁令和元年(ソ)第192号)。同棄却決定は,「更正」の是非について,ただの一字も触れていなか・・・Learn More

苦し紛れの「更正」決定

4月,東京簡易裁判所に損害賠償請求(交通事故)の訴えを提起した。 依頼者は,昨年まで名古屋市内に居住していたが,訴え提起時には東京都に転居していた。加害者が交通事故の発生自体を否定しており(当時の実況見分等では認めている・・・Learn More

思いがけない勾留期間の短縮

先日,2件連続して,思いがけないかたちで勾留期間が短縮された。 1件は,罪名窃盗(個人方からやや多額の現金を窃取),共犯事件,否認(黙秘)であり,勾留決定に対する準抗告(棄却),勾留取消請求(却下)を経てなされた延長決定・・・Learn More

「愛知刑事弁護塾」に参加

今更ながら,ではあるが,昨年12月,刑事弁護に関する知識や経験を共有し,より実践的な刑事弁護の技術に関する研鑽を積むための場として,愛知県及び近隣県の有志の弁護士で構成する「愛知刑事弁護塾」が組織され,その第1回定例会が・・・Learn More

教職員の割増賃金除外規定の合憲性

小学校教員が時間外労働の割増賃金支払を求めて提訴している事件についての記事に接しました。 DIAMOND online「小学校の先生が埼玉県に「残業代」請求、わざわざ裁判を起こした理由」(福原麻希、2017.12.27)・・・Learn More

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