今更ながら,ではあるが,昨年12月,刑事弁護に関する知識や経験を共有し,より実践的な刑事弁護の技術に関する研鑽を積むための場として,愛知県及び近隣県の有志の弁護士で構成する「愛知刑事弁護塾」が組織され,その第1回定例会があり,私も出席した。
今後は,限定された構成員間において初めて可能となる具体的,実践的な刑事弁護に関する議論や,著名な刑事弁護士や各分野の研究者との交流などが予定されている。
年末に裁判員裁判の対象事件の国選弁護人に選任されたことから,さっそく,塾の(私よりも)若手に共同受任してもらい,年末年始の頻回接見をこなした。すぐに声をかけられる(私よりも)若手が複数いるというのは,迅速な行動が求められる刑事弁護の分野においては,何とも心強い。
(古田宜行)